Dr.小室のブログ

2014年2月21日 金曜日

反省

こんばんは。
鴻巣市の歯科医院
小室歯科医院 院長の小室です。

日々の診療で、患者さんの気持ちや考えを
ついつい忘れてしまう事があります。

この症例には、「こうであるべきだ。」
こっちの症例は、「これでなければならない。」
・・・。様々な事に、私の考えを患者さんに
「押し付け」をしているな。と、思うことがあります。

今日もそんな事がありました。
久しぶりに来院された患者さんです。
以前に義歯を製作した事がありました。
しかし、はめてくれていません。

口腔内は、歯牙が数本間引きされている状態。
私の考えは、欠損している所は、
「全て補うべき。」
「上下左右何処でも噛める状態を作るべき。」

何々するべき、べき、べき、・・・。
押し付けの何物でもない言い方をしてしまい
ました。

私の中には、悪くなっている患者さんの口腔内
を何とかしなければ、絶対何とかしよう。
勝手な、エゴが渦巻いていました。

そんな中、なぜ故、義歯の使用をしてくれないのか?
前回は、何が悪かったのか。
ちょっと冷静になり、

「やっぱり患者さんの考えを聞いてみよう。」
どこかに、打開策があるはずだ・・・。

いま一度、患者さんと話し合い、患者さんが思い浮か
べている義歯の形、何処までを治療するか。などなど
検討した結果、打開策を見出す事が出来ました。

話は長くなりましたが、人には色々な考えがあります。
患者さんにも歯医者側にも。
しかし、どこかに共通した考えもあるはずです。
今日は、私が忘れていた事を思い出させてくれた患者
さんに感謝です。




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投稿者 小室歯科医院

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