Dr.小室のブログ
2016年1月16日 土曜日
CAD/CAM冠
こんにちは。
鴻巣市の歯科医院。
小室歯科医院。院長の小室です。
CAD/CAM冠と言う補綴物があります。
CAD/CAM
Computer Aided Design/Computer Aided Manufacturing
頭文字の造語です。
約2年前まではこの冠は、先進医療の範ちゅう
でした。
ゆえに、保険適応外の補綴物(冠)でした。
昨今、様々な先進医療が徐々に保険適応になり、
多くの方が平等に治療を受けられる様になって
来ました。とても良い事だと思います。
このCAD/CAM冠は、特別に作られた細かく規定
された規格品のハイブリットレジンブロックという
材料を用いて、コンピューター処理により設計製造
されます。
今までは、一般的に金属の冠やレジンと言うプラス
チック状の冠が保険適応でした。
それぞれ利点欠点があります。
金 属 冠:硬さ(強度)耐久性に優れている。
金属色なので見栄えが悪い。
レジン冠:白色の材料なので歯と同じ色合い。
硬さに難点あり。非常に欠けやすい。
そのような事から、私の診療所でも、使い分けをして
いました。
CAD/CAM冠は、金属ほど硬くはありませんが、レジン冠
よりは耐久性に優れ、歯牙と同等色なので審美的にも優れ
ています。
とは言っても、100%優れていると言えません。
やはり人工物、壊れる事もあります。
しかしながら、この技術により患者さんや私たち歯科医師
側にも有意義な事が多々あります。
今日もまた症例がありました。
患者さんと話し合いCAD/CAM冠にします。
私の所でも徐々に、CAD/CAM冠が増えています。
私も、歯牙切削技術(歯医者側)に磨きをかけより良い
医療を提供したいと思います。
投稿者 小室歯科医院